チックコリアさんとボストンで再会４月１２日

４月６日から９日まで初めてニューオリンズへ行きました。

親友ジョン＆ジョアンさんのお招きによる旅でしたので
ホテルも食事もゴージャスでグルメ三昧。

とっても楽しいバケーションとなり感謝でした。

NOLAバケーション中に….
チック・コリアさんの奥様ゲールさんからメールが来て
１２日チック＆ハービーハンコックのボストン公演に
招待してくれるということ。
ボストンやNYCでのライヴには
いつも招いてくれますが…
今回この公演は早々にソールドアウトだったし
チックはボストン出身でいつも親戚を２０人以上招いてるので
私達までは無理だろうと思ってました。
が、この有り難い嬉しい知らせにとっても感謝感激…

そして返信ついでに厚かましいお願いをしてみました。笑
ボストン滞在の空いた時間で私達のドキュメントDVDのために
インタビュー撮影をしてもらえないかと？！
と恐る恐るチックに聞いてみたら….
なんと直ぐ返事来て....

“今回このツアーはニューヨークからワシントン、フィラデルフィア
そしてボストン、トロントとバスで移動してるので
ボストン到着後のスケジュールがまだ見えないけれど
アシスタントと連絡取り合って、本番前に必ず
時間を作るから….”

と、思いやりある幸せなお返事をもらうことが
でき心待ちしていました。

そして１２日朝チックのアシスタントから連絡が来て
ボストンシンフォニーホールに６時にということで
ビデオカメラマンも一緒にチックの楽屋へ行くと
モーツァルトのピアノコンチェルトが聴こえてきました。

チックが練習していたのです。
その後は私達の為にお気に入りのスカルラッティとか弾いてくれたりして
再会を喜んでいたら...
これからサウンドチェックだということでステージへ....
私も一緒についていきチックとハービーのサウンドチェックを
３０分ぐらい鑑賞。

とっても贅沢な貴重な体験でした。

その後コンサート開始が７時半なのに、
本番１０分前まで私達のためにビデオ撮影をしてくれたのです。




ビデオインタビューの中でチックが….
”ミカのためにマリンバのソロ曲を書くからね！
マリンバは僕のお気に入りの楽器だし、ミカの演奏からとっても
触発されてるんだよ！”
ってたくさんマリンバの話もしてくれて感激！



２００１年のトロント大学留学中にチックのコンサート
へ行き…その時ステージ上にマリンバがあって驚き...
チックがWigwamの曲でマリンバを演奏したのを
聴いてから….ずっと....
チックにマリンバのために曲を書いてもらいたい
と夢に描いてきました....

 その後２００６年エディゴメスから紹介されたり...
２００8年スティーヴから紹介してもらったり....
リチャードが昔チックと共演をしていたので
2010年彼をチックのギグに連れて行き２０年ぶりの再会を果たし....
2011年チックのオーケストラの録音に参加してくれたりしたことで
急激に親しくなり...
ちょうどその時チックの７０歳の誕生会を
私のNYCアパートで開催して私のマリンバを一緒に弾いたりした.....
夢のような出来事の帰り際に
”ミカのために曲を書くからね！”
と約束してくれたのです。






その後...
なんと１０年後２０１１年大晦日に
私の為に書き下ろしてくれたMarikaGrooveが
送られて来ました。
あの時の感動は今でも忘れられません。
NYからボストンへ移動するバスの中で
その音源を何回も何回も聴いて涙しました。
それは未だに信じられないぐらいミラクルな出来事…

チックとのこの幸運のような出会いが
これからも、もっともっと花ひらくように
私自身自分のジャズのスキルを伸ばさないと
いけないと改めて心に誓っています。

また２年前のカーネギー公演に
チック＆ゲールが友情出演してくれた時から
いつもチックが言ってる
”僕達カップル同士４人のカルテットのコンサートをしたいね”
というアイディアが本当にそのうち叶うような気がしてなりません。


チック・コリア！

音楽的にも人間的にもやっぱり私の
ヒーロー！
チックに出会えたことは
人生最高の財産。

そしてそれもこれも夫リチャードのお陰….
リチャードがいなかったらこの夢は叶っていなかったと思う。


まだまだこれから益々チックとのコラボは続くと信じてるので
とにかく早く一緒に演奏できるくらいの実力を身につけるべし…
研鑽あるのみ！



いつもチックからは大いなるインスパイアをもらいます。

 一緒に演奏できることも夢のひとつだけれど...
故郷の熊本にチックとゲールを招きコンサートを
企画プロデュースするのも夢の一つ。

 そろそろ叶いそうな気配がしています.....

 皆さんどうぞ応援を宜しくお願い致します！

 Love,MIKA


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