9月に入り微かな光が?!


とうとう籠城も9月に入ってしまいました!

何だか途端に”気持ち”が忙しくなって来て不思議な気分....

というのも、何と9月17日に7ヶ月ぶりに本番があるんです! 

マサチューセッツ州ロックポートにあるパフォーマンスセンター内ホールに行き、ステージで演奏出来るのですよ!

素直に嬉しい!無観客ですが、ホール主催によるカメラ3台とマイクでの収録でオンライン配信コンサートシリーズです。この私達のブロードキャストは10月2日が予定されてます。本来のコンサートよりかなり少ないFeeですが、とても有り難く幸せな事だと感じてます。


やっと家をでて音響が良いホールで演奏できると思うと...本当にワクワクします!

プログラムは45分。

1、間奏曲(デュオ) ブラームス作曲 Takeshi Fuse編曲

2、クロマティックファンタジー(クラリネットソロ)バッハ作曲

3、シャコンヌ (マリンバソロ)バッハ作曲

4、ANIMA (デュオ)世界初演 ジョン・ゾーン作曲

ゾーン氏からコロナ渦の中で来た大感謝の新作。

5、シネマパラダイス(デュオ) モリコーネ作曲 Takeshi Fuse編曲



ずっとこの半年間、家で練習ばかりして来たせいか?何も慌てずに本番が迎えられます。

何故か精神も安定してるんですよねぇ〜驚きです!


さて、実は、2〜3日前に飛び起きるようなGREATニュースが来ました!

何とあのグラミー賞24回受賞、今世紀を代表するギターリスト、パット・メセニーさんからメールが来たんです!

*パットさんとの出会い

(3年前だったか?NYブーレーの小山薫堂氏開催パーティーで偶然パットさんご夫妻も参加されていて、ミュージシャンは私達だけだったので意気投合して、ライヒ作品の共通点も有り、その時に直ぐパットさんが私に僕はマリンバ好きだし、リチャードの事も昔からファンだったので是非クラリネットとマリンバのデュオ作品を書きたいと言ってくれたのです。その後メールを交わしたり、パット さんのライブ会場に行き楽屋で彼の新作のアイディアなどを聞いてはいたのですが、何せ世紀の大スター、パットメセニーさんなので、超忙しい毎日と知ってますので催促もせずに待っていました。そしてこのコロナ渦....もしかすると?このパンデミックで音楽家は皆ツアーに出れませんので、この機会に作曲に打ち込んでくれるかも?と期待はしていたものの、まさか本当に連絡来るとは?!実は先日パットさんの8月12日お誕生日にメールをして、新作待ってますよ!と軽く挨拶はしてたのです....)


とうとう夢がかなうかな?というぐらい興奮する本人からのメール!

『今アイディア満載なので1ヶ月か2ヶ月ぐらいで貴女達の為に新作を書き下ろすことができるよ』という知らせ!

又同時に『この委嘱作品に関してのスポンサーはいる?他に作曲した幾つかの曲のように、こういう作業を始めるのは僕にとって時間がかかることなんだ、恐らく1、2ヶ月とか?そして一度取り掛かると他のと同じように結構長い曲になると思う。』とも....

委嘱料!慌てました!笑!

『新作が届くことはとってもとっても嬉しく興奮するけれど、今のところスポンサーはいません』と返事してみた....

すると自分の過去の委嘱作品の例を教えてくれ、3年前Lagg(ロサンゼルスギターカルテット)の為に書き下ろした時の委嘱料の金額が書かれていて。。。

『ギターの為に書くより、今まで経験したことが無いマリンバとクラリネットの為に作曲することの方が難航すると思う..つまり作曲に時間がかかったことを知ってると、.......kかかったLaggよりも安い金額で出来るとは思えない。一番良いのはスポンサーが見つかるまで待つことだと思うよ?一度書き始めて完成させるまでに、その曲が5分だろうが、30分だろうが関係なく、僕にとって作曲をするということは、そう簡単なことでは無くて、自分が書いたものが良いと思えるくらいになる為には時間がかかる。僕はやっぱりインプロバイザーだからね。作曲には曲の長さに関係なく時間がかかって、他のことが何も手に付かなくなるくらいなんだ。だから実は僕は、あまり自分以外の為に何かをすることは気が進まない。自分が『大丈夫』と思えるものに辿り着く為に、90%くらい自分が書いたものは捨ててしまうしね。』

ということはLAギターカルテットと同じ金額を想定しないといけないということなので、その金額は到底私達の力だけでは及ばないので、この3日間はずっとどうしようか?と悩んでいました。

諦めるべきか?

クラウドファンディング?

有志の皆様に個人的にスポンサーを頼んでみる?

再来年まで待ってコンサートホールとの共同委嘱にするか?でもパットさんがツアーに出ずに家にいる、今がチャンスだ!もしも待ったらもうこういうチャンスは無いかもしれない....

まだ答えは出てませんが、諦めたくはない!という自分の気持ちは良くわかります。笑!

この数日間、頭の中はこのことばかり。

”もしもこれをお読みの皆様の中で、このパットメセニー氏が書き下ろす素晴らしい新作の為のスポンサーになっても良いよ!というような粋な方はいらっしゃいませんか?!

このパットメセニー氏の作品は必ず歴史に残ります!断言!

どうぞ御支援を宜しくお願い致します!”


そんな中、今日は一つポジティヴな素敵な知らせも!

これはお金が無くても叶います。笑!

チックコリアさんからメール来て、近いうち動けるようになったら、私達が彼のFLのスタジオに行き、一緒に何かクリエティブなレコーディングをしようと!以前から私達夫婦同志カルテットで一枚アルバム作ろうという話をしてるのが今年中に叶いそうです!



今年はコロナ渦のお陰でコンサート(仕事)が出来ないミュージシャン達が、初めて沢山の時間が取れるという珍しい一年となりました。喜んで良いのか悲しんだ方が良いのか..わかりませんが、何事もポジティブに考えて、今出来ることを精一杯頑張ると自分に言い聞かせてます。

とにかく、今月は一つだけですが、家から脱出しての本番が有りますので、感謝して先ずは上手くいくように頑張りたいです!

まだまだコロナ渦は落ち着きませんが、

明けない夜はない!

一日一日を無駄にしないように過ごしたいものです。

いつも拙い文章を読んでくださり有難うございます!

感謝を込めて。

Love,MIKA










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