レコーディングと熊本大地震。
私と夫リチャードのDUOアルバム最終レコーディングを予定どおり 4月10−11日にボストンWBGHスタジオで行いました。 が....... その後4月14日に故郷・熊本で大地震があり.... その知らせを受けて 毎日熊本のことを心配し友人達の無事を祈るエモーショナルな気持ちの中.. なかなかレコーディングの事を振り返ることができないままでいました。 熊本支援のためのベネフィットコンサート企画をNYやボストンで するために動いたりもしてたので 完全に心は熊本でした。 でも..... やっと600回以上も続いた余震も止んだということでちょっとだけ ホッとして自分のことをお知らせしたいと思います。 レコーディング初日は 3時間BMOPオーケストラとチックコリア作曲 ”コンチェルトNo.1パート3”を録音。 最初めちゃめちゃ緊張してたのか?! いつも間違えないフレーズが上手く弾けずに 慌てましたが段々落ち着いてきて なんとかオケと14分ある曲の3分の一が 録音できました。 初めてのオケとのレコーディングで学ぶこともたくさん! 100パーセント弾けててもダメだということ 150パーセント弾けてないとソリストとして スムーズにオケとは録音できないことを知りました。 演奏家&ソリストとして 掛け替えのない経験をしたと思います。 そして今回チックコリアの曲以外では 日本が誇る映画音楽の作曲家大島ミチルさんの書き下ろし作品 ”クラリネットとマリンバそしてオーケストラのための ダブルコンチェルティーノ風笛”も録音。 ミチルさん本人もボストンに来てくださり 色々とご支援くださり うちに泊まっても頂いて とっても良い時間が過ごせました。 ちょうどボストン美術館で開催されているMEGA CitysASIA展の テーマ曲に私とスティーヴガッドが録音した 大島ミチル作曲”クレイジーマリンバ”が使われていたので それも一緒に観に行きました。 そして今回のレコーディングの驚くべきことは 私が大尊敬し一番好きな作曲家で音楽家である チックコリアさんが”私のために” ボストンでのギ...